山梨県おすすめ観光地 8月新緑の西沢渓谷バスツアー
2018年8月22日に西沢渓谷に行ってきました。
とても美しいところで、おすすめの渓谷なので紹介します。
西沢渓谷はどういうところ?
西沢渓谷は、山梨県山梨市にあり、秩父甲斐国立公園にある景勝地です。
JR山梨駅からバス60分、中央道勝沼ICから60分程のところに位置し、市営駐車場や道の駅があるので、そこを利用することができます。
森林セラピー基地に認定されており、平成の名水百選、森林浴の森100選、水源の森百選などに選定されている魅力がたくさんある渓谷です。
西沢渓谷といえば、滝が魅力的な渓谷です。日本の滝百選の名瀑・七ツ釜五段の滝や、三重の滝、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝など様々な見ごたえのある滝があります。
一緒に行く人がいなかったのでひとりでも行ける方法を探す
西沢渓谷は、一人で行くには交通が少なく、行きづらいところにあります。そこで、良い方法はないかと探していたら、日帰りバスツアーがあることに気づきました。
日帰りバスツアーを取り扱っている会社は、「四季の旅」と「vip tour」という会社でした。
都合と金額で、「四季の旅」を選びました。金額は、季節や日にちによって変動があるのですが、銭湯付きで5,480円 ~ 6,580円(当時)ととてもリーズナブル。平日で予約したため、最安値(5,480円)で参加することができました。
席はスタンダードタイプとらくらくシートタイプがあり、らくらくシートタイプは値段が少し高くなりますが、快適に過ごせます。
集合は、新宿西口都庁大型バス駐車場に7:15集合。7:30出発でしたが、集合次第出発でした。バスは、行き先の違うバスが複数とまっており、行き先を間違えないようにスタッフの人に声をかけて受付をします。
席は、おひとり様の場合はおひとり様同士の隣の席、複数人の場合は固まるように、会社の方がセッティングしてくださいました。
出発後、途中のトイレ休憩は談合坂SAで15分程の休憩です。
ツアーの方は一人で、アナウンスや話をしてくださいました。アットホームな雰囲気も良く、快適に過ごすことができました。
西沢渓谷トレッキング♪
交通の影響によって、現地に到着する時間が変動するため、トレッキング時間も変動します。私が参加したときは、順調に現地に到着することができたので、トレッキング時間は予定の4時間→5時間に変更になりました。
ゆっくりトレッキングできるのはラッキーでした。
道の駅みとみに到着後は自由散策で、定番のトレッキングコースを歩きます。
一周10㎞、4時間のコースで、トレッキング好きにはちょうど良い距離になっています。運動が得意でない方には、良い運動になるくらいの距離かと思います。
最初に木彫りのきつねさんがお出迎えしてくれます。
砂利混ざりの舗装された道をしばらく歩いていきます。
木漏れ日が心地よかったです。
だんだんと山道に入っていき、道も細くなります。
左手は崖で、川が流れています。
ツアーの方によると、滑落する方もいるそうで、ヘリコプターでないと救助できないそうです。その場合、ケガやヘリコプターで大きなお金がかかります。危険な場所なので、登山保険などに入っておくのも良いです。一日のみの登山保険があるので、あまり登山やトレッキングをしない方はそちらを利用すると良いかと思います。
西沢渓谷ハイキングコースは、最初は渓流沿いを歩くコースなので、せせらぎの音が聞こえ、森林浴も楽しめて、気持ちよく歩くことができます。
森林セラピー基地に認定されているのも納得です。
また、西沢渓谷には甲武信ヶ岳や黒金山への登山道があります。上級者の山なので好奇心を掻き立てられます。
吊り橋を渡っていきます。
道の駅から吊り橋までは、約30分程です。
二俣吊り橋からの景色です。
快晴でとてもきれいです。吹き抜ける風も気持ちよく、この後どんな景色があるのかワクワクしました。
登山道は、綺麗に整備されていて歩きやすくなっています。初心者の方も歩きやすいので、ありがたいです。
しかし、崖沿いをずっと歩くので、油断せずに気をつけて歩いていきます。
木の階段から対岸の遠くの方に、大久保の滝を見ることができます。遠くにありながら、美しく、大きい滝というのは感じました。
西沢渓谷の魅力的な滝の一つ、三重ノ滝です。
二俣吊り橋~三重ノ滝までは、15分程です。
うまく写真を撮れませんでした…。
しかし、写真以上に美しく、清涼感が気持ちよかったので、しばらくの時間魅入ってしましました。
やはり自然は癒される…。
しばらくこのような渓流間近の道を歩いていきます。沢登りまではいきませんが、所々ぬかっているところがあるので、トレッキングシューズは必須かと思います。
また、岩の上を歩くこともあるので足元が不安定です。歩きなれていない方やご高齢の方はゆっくり気をつけて歩いてください。
軽い鎖場がありますが、使わなくても歩けるくらいのところなので、初心者でも安心して歩けますよ。
鎖場を見ると少しワクワクします。
カエルに見えるカエル岩です。
西沢渓谷には、滝の他に、様々な名前の付いた岩もあります。
ブログには写真を全て載せませんでしたが、西沢渓谷には色々な見所があり、とにかく美しいです。
上の写真が方丈橋、下の写真が滝見橋です。
西沢渓谷の最大の見所、滝見橋から見た七ツ釜五段ノ滝です。三重の滝から七ツ釜五段ノ滝までは、50分程でした。
写真で伝わるか分かりませんが、とても大きな滝で圧巻の迫力でした。滝の音や風にとても癒されました。
テレビクルーもいました。ここまでテレビ機材を持ってくるのすごい…。さすがプロです。
滝見橋から少し進んだところで撮った写真です。
よく観光ポスターに使われているアングルです。
写真は、補正をしていますが、水は本当に透き通った青色をしているので、とても美しいです。
先に進んだところに、渓流の近くまで下りられる場所がありました。
ここでお昼休憩を取る人が多かったです。ここでお昼休憩ができるのは素敵ですね。
私はここで休憩は取らずに、もう少し歩きました。
途中、不動滝があります。
この階段をのぼると、西沢渓谷終点で、最高地点の場所になります。
写真を撮るのを忘れてしまったので、最高地点までの正確な時間は分かりませんが、七ツ釜五段ノ滝からこの階段までは15分程でした。
最高地点にはベンチやポンプ式トイレがあり、黒金山への登山道があります。そこでお昼休憩を取りました。
トイレ(洋式)は寄付金でたてられたもので、定期的に整備されているのでとてもきれいです。利用料金を入れる箱があるので、利用料金は小銭を用意しておくとよいです。
休憩したところはちょうど中間地点なので、折り返しになります。
最初にさわぐるみ橋につきます。
網目状の鉄橋なので、下が見えて怖いです。ここからは、遠くに七ツ釜五段ノ滝が見えました。
道には、トロッコ線の跡があります。
この道は旧森林軌道というそうで、歴史ある道だそうです。
左側は崖なので気をつけましょう。
途中の登山道から見える甲武信主脈山塊の景色です。
夏空がきれいです。
鉄の橋や途中に倒木がありました。
上をみると、根っこがむき出しのラピュタを彷彿させる木があります。
山の神も途中鎮座していました。
最後に渡ったネトリ橋から撮った写真です。
快晴のまま歩き終えたので良かったです。
折り返しの道は、比較的平坦で歩きやすかったですが、見どころが少なく時間が長く感じました。しかし、森林セラピーをゆったりと感じられるので気持ちが良かったです。
帰りは、道の駅の隣にある蒟蒻館に寄りました。
色々な蒟蒻があるので、見るだけで楽しいです。試食やお食事処もあるので、食べられますよ。
リーズナブルな値段で買えます。自宅用やお土産に蒟蒻を買いました。
ここまでは、最高地点から約1:30くらいの時間でした。
このあと、道の駅にソフトクリームがあるので、頂きました。
バスの出発時間まで時間があったので、ベンチに座ってゆったりしていました。風通りが良くて気持ちが良かったです。
時間になったらバスに乗り込みます。そして、銭湯に向かい、1時間ほど銭湯で過ごしてリフレッシュできました。
私は、着替えを持ってきていなかったのでものすごく後悔しました。ハイキングや登山に着替えは必須です。持って行った方が良いです。
本来、18:30に新宿駅前到着でしたが、事故渋滞に遭い、19:30くらいに新宿駅に到着しましたが、帰りは爆睡していたので快適に過ごせました。バスだとゆっくりできるので、ありがたいです。バスの運転手さん、尊敬します。
まとめ
今回、「四季の旅」のバスツアーに一人で参加をして西沢渓谷に行きました。
バスツアーの雰囲気は、アットホームで安心して参加できます。トレッキング中も、ツアーの引率の方が声をかけてくださるので、一人参加も寂しくないと思います。家族でも一人でも楽しめるツアーです。
西沢渓谷は、七ツ釜五段ノ滝をはじめ、様々な滝や特徴的な岩などの見所があります。森林セラピー基地にも認定されており、美しい自然を楽しむことができます。
- 道の駅~二俣吊り橋 0:30
- 二俣吊り橋~三重ノ滝 0:15
- 三重ノ滝~七ツ釜五段ノ滝 0:50
- 七ツ釜五段ノ滝~西沢渓谷終点(最高地点) 0:15~0:20(トイレ有)
- 西沢渓谷終点~蒟蒻館 1:30
コースは、約10㎞で休憩込みで4時間のコースタイムでした。初心者でも気持ちよく歩けるコースですが、道が狭く、片側が崖になっている危険な場所があるので注意が必要です。また、渓流沿い間近の道があるため、天候による川の増水も注意した方がよさそうです。登山保険に入っておくのも良いでしょう。
渓谷と言えど、登山です。なので、装備はしっかりしておきましょう。
一人でも、とても楽しめたので、迷っている方がいたらぜひ行ってみることをおすすめします。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。